歯科医院でよく見られる間違い敬語ベスト5。スタッフは大丈夫ですか?

こんにちは。久保佳世子です。

先生、スタッフの言葉づかいや、患者さんへのタメ口が気になりませんか?

言葉づかいがまちがっているのに気付いていても、うまく指摘ができなかったり、注意しそびれたり、後回しになることも少なくないかと存じます。

ふだん、出張セミナーで医院さまに訪問するのですが、スタッフの言葉づかいが気になることが多いです。

このようなお悩みがあれば、ぜひお読みください。

歯科医院でよく使われる!まちがった敬語や言葉づかいベスト5です。

ふだん、診療中によく耳にする間違った日本語です。

  1. 火曜の午後3時の予約で宜しかったでしょうか。
  2. 診察券のほうをお預かりします。
  3. ○○円からお預かりします。
  4. こちら診察券になります。
  5. ゆすがれて下さい。

どこがおかしいかお分かりですか?

  1. 来週火曜の午後3時の予約で宜しかったでしょうか。
  2. 診察券のほうをお預かりします。
  3. ○○円からお預かりします。
  4. こちら診察券になります。
  5. ゆすがれて下さい。

1 来週火曜の午後3時の『宜しかった』でしょうか

正しくは、「来週火曜の午後3時で宜しいでしょうか?」です。

「宜しかった」は過去形の表現です。

来週火曜は、未来のことであって過去のことではありません。

したがって、「宜しかった」という表現は、おかしいです。

2 診察券の『ほうを』お預かりします

正しくは、「診察券をお預かりします」であって、「~のほう」は不要です。

2つ以上のもの選択あるいは比較するときや、方角を指し示すときに「~のほう」を使用します。

例1)「デンタルフロスには、ワックス付とノンワックスがございます。ノンワックスの『ほうが』滑りがよいので、●●さんにはおすすめします」

ワックス付とノンワックスと2つの選択肢があります。

このようなときは、「ノンワックスの方が」と表現するのは適切です。

例2)「改札を出て、右側の『ほうに』おすすみください」

方向や方角を示すときも使用します。

ですから、診察券には「ほう」は不要です。

3 一万円『から』お預かりします

正しくは「一万円お預かりします」です。

もし、「から」を使用するならば「お客さまから、一万円お預かりします」です。

この「お客さま」が省略されて「一万円から」となったものと思われます。

ひところ「コンビニ用語」と揶揄されました。

4 こちら診察券に『なります』

正しくは、「こちら診察券でございます

これも歯科医院に限らず、日常的によく聞かれる間違った言葉づかいです。

喫茶店でも「こちらコーヒーになります」と言われた経験がありませんか?

ココアからコーヒーに変化したの?と思わず、ツッコミを入れたくなります。

何の変化も起きていません。このような場合に「~になる」という表現は不適切です。

例えば、「大学生になる」この表現は正しいです。

高校生から大学生に変化したわけですから、適切な表現です。

ですから「こちら診察券です」と言い切りましょう。

5 ゆす『がれて』下さい。

正しくは「おゆすぎください」です。

あるいは「おゆすぎになってください」です。

「〇〇してください」のように、行動をうながすときに、「れる・られる」と同時に使用すると違和感が生じます。

例えば、「食べる」の尊敬語は「召し上がる」「食べられる」「お食べになる」です。

普通語の「食べる」を相手の行動をうながす尊敬語にした場合、「召し上がって」もしくは、「お食べください」「お食べになってください」と表現します。

「食べられてください」とは表現しません。

誰かに「食べられる」ような現象は実際には起きませんが、そのように聞こえてしまいます。

ですから「~られてください」の表現は不適切です。

したがって、「おゆすぎになってください」「おゆすぎください」が適切な敬語です。

正しい敬語、日本語を使えるようになるには

他にも「山田さんは、10時にまいられます」「2時間は、お食事をいただかないでください」など、よくまちがった使われ方をされています。

皆さん、無意識に使われている場合が多いです。ところが、ぜんぜん気付いていらっしゃいません。

講師から指摘されて、初めて気づく方がほとんどです。

年齢層が上の方ほど、このようなまちったことば遣いに違和感を覚えます。耳障りに感じます。

先生がスタッフの言葉づかいが気になっていても、スタッフ自身が自覚をしていないと改善はあり得ません。

まずは、スタッフが自分の話し方のクセやまちがった敬語に気づくことが大事。

いちばん手っ取り早い方法としては、スタッフが自分の会話を録音することです。

そうすることで、気づくことができるでしょう。

ただし、正しい言葉づかいを理解しているのが前提です。

エッセンスの接遇マナー研修では、ビデオチェックを通じて言葉づかいのクセに気づけます。

このビデオチェックを通じて、接遇講師から正しい言葉づかいや敬語が学ぶのが、もっとも近道です。

会った最初の印象は「表情」や「話し方」が大きく影響しまが、接する時間が長くなれば言葉づかいで相手に与える印象が変わってきます。

講師が、診療中の患者さんとのコミュニケーションをビデオ撮影をし記録に残します。

その撮影した動画を、研修の中で教材として使用するので、非常に学習効果が高いです。

ですから、無意識につかっている間違った敬語や、言葉のクセが明確になります。

これらの間違った言葉のクセを完全に直すには、これまでの指導経験上3か月ほど要します。

ワンランク上の歯科医院を目指されるのでしたら、正しい日本語を身に付けたいですね。

美しい言葉づかい、正しい敬語が話せると、医院の品格も高めます。

もし、先生が自費治療を増やしたし、良質な患者さんを増やしたいとお考えでしたら、スタッフの言葉づかいにも、気をつけられると良いでしょう。

正しく美しい言葉づかいができるスタッフは、先生の評価を上げます。

よく、「地方の場だと敬語は堅苦しいのでは?」とお尋ねをいただきます。

しかし、地方であっても、患者さんへのため口は、言語道断です。

方言であっても敬語になっていれば良いでしょう。

ため口=親しみやすい

と思っているスタッフがいますが、それは大きな勘違いです。

スタッフの言葉づかいが気になる先生には、ビデオ撮影付きの研修がおすすめです。
https://essence-4c.com/training/training1/

プロの講師の指導で、スタッフの意識と行動が変わります。

 

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