歯科スタッフにふさわしい髪の色とは?
こんにちは。歯科 接遇コンサルタントの久保佳世子です。
仕事柄、多くの歯科医院のホームページを見ますが、髪の色が異常に明るかったり、長い髪を下ろしたりと清潔感に欠けるスタッフの写真が掲載されていることがあります。
ホームページにスタッフの写真を掲載するときは、だんぜん仕事をしているときのスタイルが良いです。
ここにおしゃれや個性は必要ありません!
髪の長い人は、ダウンスタイルではなく、結んだりアップした状態にしましょう。
長くおろしたヘアスタイルは清潔感に欠けますし、しっかり束ねられている方がプロとしての印象を引き立てます。
同時に、髪の色も明るすぎるのは違和感があります。
たとえば、航空会社の客室乗務員に茶髪の方はいません。
もし、茶髪の客室教務員がいたらビックリします。
航空会社に限らず、企業には、服務基準が明確に定められているものです。
ブランド力が高く、ブランドイメージを大事にする企業は髪の色も指定されています。
日本航空は、ヘアスケール6以下と決まっています。
しかし多くの歯科医院は、服務基準があいまいな場合が多いですし、男性の先生からは指導しにくいようです。
院内で髪の色の基準を決めたい場合は、ヘアスケールを使用してください。
個人の主観ではなく、客観的に基準に合っているか、合っていないかがわかります。
NPO法人日本ヘアカラー協会(JHCA)のレベルスケールは、こちらから購入することができます。
そして、レベルスケール7以下を、基準に定めることをおすすめします。
明るすぎる髪の色は、ユニフォームには合いませんし、患者さんに不快感や違和感を与えます。
髪の色のトーンを落とし、キチンと髪をまとめるだけで、清潔感が上がります。
身なりを整えれば、患者さんからの苦情を減らすことが可能です。
クレームが多い歯科医院は、身だしなみが整えられていません。
正しい敬語は一朝一夕では身に付きませんが、身だしなみは意識次第ですぐに変えられます。
研修後に茶髪から黒髪に変えたという、歯科衛生士の方からご感想を頂きました。
◆受講者の声◆
みんなの意識、わたしの意識、確実に変わっています。
あんなふうに意見を言える、発表できる場は、以外と自分を振り返る場だということ、若い子にはエキサイティングだったと思います。
今回みんな、教え通り髪を染め直してまいりました。
けど先生は一切触れなかったので、見てもらえなかったねー、と言ってたんですが、ちゃんと見ていてくださったんですね!みんな、久保先生が大好きです。
たった1回の研修でも、茶髪から黒髪になったスタッフは多くいます。
決して、強制的に、髪の色を変えるよう言ったわけではありません。
意外かもしれませんが、素直に髪を黒くしてくるスタッフのほうが多い印象です。
身だしなみを整えることは、相手への思いやりでもあります。
結婚式に招待されたときに普段着で列席する人はいませんよね。
結婚式の参列にふさわしい服装をするのが、招待された人への礼儀でもあり、思いやりです。
歯科でも、患者さんに対する礼儀と思いやりを示すには、身だしなみを整えることが最重要と考えます。
髪の色や身だしなみについて、スタッフに言えない、言いにくい先生は、ぜひ研修をご依頼ください。
先生に代わって、私がしっかり指導させていただきます。